2004年01月10日

「ロケットのある風景」Preview

タナベ父キター!

恋愛もようしかコメントしない鈴木さんがステキ。

詳細は今日中には行けるっぽい。

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2004年01月05日

週刊プラネテス#12 「ささやかなる願い」

 今回この物語は、原作とストーリーラインこそ同じであるものの、物語の進め方はやや異なっています。つまりそれはフィーへのストレスへのかけ方であって、原作の方ではフィーにストレスがかかった結果彼女の行動にブーストが付くという展開であったのに対し、アニメ版はフィーにストレスを与え続けることこそが物語の目的であって、衛星はジャストミートを喰らわすまでのプロセスも永遠と煙草が吸えなかったことに対する恨み辛みを呟き続けるという「私怨」に満ちあふれた構成になっているという点です。つまり、中心点が「ジャストミート!」にある原作と、「フィーの一番長い日」になっているアニメ版と、変化を加えているわけです。

 だから、フィーがどんどん追い込まれていくプロセスが楽しく、宇宙防衛戦線に散々邪魔され挙げ句ハチマキとタナベとの痴話喧嘩の末にスモーカーズ・シートが破壊されるというオチ付きだったのも、構成として高評価。また、原作ではトイボックスのクルーは月を拠点としているのに対し、アニメ版ではISPV-7がそれであるわけで、この月とセブンとの距離感を使ったフィーのやられっぷりには爆笑しました。なんだかこう、はかた号に二回乗せられた大泉洋のようだった。定時よりも早くセブンに到着しちゃってるし。

 ラストのチェイスシーンも、だから焦点は「どこまで行っても私怨」が強調されていて、吐く台詞はもうそれだけ。セブンのコントロールルームが大混乱に陥ってる中で、ただただ「ざけんな! もうすぐスモーカーズシートが直るって云うのに、きさまら!」だの「半径四百キロで煙草を吸えるのはあそこだけなんだよ!」だの(一方でコントロールルームでは「ステーション内の酸素分圧はレベルレッド」だの「正体不明機、乱数加速で捕らえ切れません!」だの「ミサイルはどうした!」だの、やたら緊迫してる)頭の中は煙草絡みのことしかないフィー姉さん。いやぁ、笑った笑った。

 原作の方は、このチェイスシーンのコントロールルームが実はコメディタッチというか、フィーの突撃があまりのことなのでもはや為す術なしという混乱状況を描いているだけなのですが、アニメ版はこの段階で既にハキムが登場している以上、そういうわけにもいかないはずです。そう、ハキムはもう登場しているのです。この物語を、「ただフィーの物語」として終えるわけにはいかないし、各話が密接に関係しているこのプラネテスという物語に於いて、やはりただ一つの物語として静止させておくことはできません。それになんというか、あのシーンは僕は、ハキムばっか気になってしまいました。「トイボックスか!」の演技最高。

 恋愛もようですが、ある意味でチェンシンが壊れてまいりました。彼は台湾人ですけど、中華系の人って妙に写真を見せびらかすイメージがあって、タナベとのデートの写真をみんなに見せているシーンは、なんとなく笑ってしまいました、胸に手を当ててたりすると更に素晴らしいのですが(「HR」のホイさんみたいに)。またリュシーもいいじゃないですか、わりと「お約束とステップ」が要求される恋愛に対して、リュシーのような破壊的なキャラは楽しい。しかし、セブンの一般ブロックって、ブティックなんてのもあるんですな。なんかこう一瞬地球に帰ったのかとすら思ってしまいました。

 やはり、総てアニメ版は、改めて「考えて作ってるなぁ」と、当たり前のことを再確認してしまったのが実は今回です。コリン、シアの父&母、ニンジャ、ノノなどの懐かしい人々をさらりと出して「今」を描くなどの小手先のサービスをしてくれるのも嬉しく、しかもニンジャ達はレアメタルの採掘をしているのに対してシア父&母は地球のプランテーションのような場所で働いているなど、ちゃんとあの物語からつなげているという所も「やるな大河内」という感じです。

 今週のエーデルさんは、ニュータイプであると共に、妙にタオルが似合う女だということが判明。

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2004年01月04日

週刊プラネテス#11 「バウンダリー・ライン」

 この「バウンダリー・ライン」は、文字通り「境界線」の物語として描かれています。つまりはハチマキ、タナベ、チェンシン、リュシー、クレア達の境界線と、「世界標準」という境界線に挑むエルタリカ・テクニカの人々、そして、文字通りの国境のそれです。

 「恋愛もよう」に関しては、これは各話のテーマと関連づけさせながら進めているのがこのアニメ版プラネテスなのですが、その境界線に喘ぐ人々のお話で、個人的にはとても面白い。この「恋愛もよう」の中で、個人的に好きなキャラクターはリュシーでして、あの企み満載の癖のある笑顔は、今後もこの物語に相当の影響を持ってきそうで今から楽しみ。お互いの立場とそれまでの時間という「境界線」に雁字搦めにされている人=ハチマキと、そのハチマキの境界線に自らの場所を見いだせないタナベ、それがあると知っているのにないフリをして振る舞うリュシー、根本的に鈍いチェンシン、そして、今回の主役でもある、前を見上げ続けるだけの、クレアです。彼らは、この物語の中で、何も結論を出すことはできませんでした。
 ところで、ハチマキとクレアが別れる原因となった「父親の件」って、きっとゴローさんですよね。ハチマキはコネ入社だったとか、そういう話とか。

 もう一つの境界線は、「エルタニカ・テクニカの世界標準への挑戦」です。彼らはこの命題に挑戦し、技術の粋を集めて「世界標準」という境界線を乗り越えていったのです。つまり、彼らは宇宙技術に於いては、世界と同じ場所に、しかも既存のアプローチとは全く違う場所から駆け上がり、アイディアで辿り着いたと云うことです。彼らは世界と同じ位置に辿り着いているのです。

 しかし、国境線を乗り越え連合軍がエルタニカに侵入し、世界標準の宇宙服を開発したエルタニカ・テクニカの工場を戦車砲で破壊します。宇宙から見上げれば何一つ引かれている線はなく、見えるのはただ懐かしい湖だけなのに、その線があるせいで彼らは貧困であり、クレアは亡命しアメリカから宇宙に駆け上がり、テマラは中国からエルタニカに渡り、産業を興すために宇宙事業への参画を企むわけです。そしてそれが破壊されたのも、国境線という恣意的なものがあるから以外になく、彼は諦め、ハキムに自ら投降しました。

 境界線に違和感を感じる者と、境界線を打ち破ってやろうとする者との対決こそが、だからこの「バウンダリー・ライン」という物語であり、総てのエピソードはこの「境界線」という言葉の元へ向かっている、しかもエンディングに安易な「救い」を置かないというポイントでも、このお話は、素晴らしいの一言でした。
 また小道具が上手すぎなんですよ、このお話。宇宙で挑むテマラの無菌的な光景の向こうにある、熱帯雨林の中で銃を構えた兵士達と一緒に開発を続けるエルタニカ・テクニカの面々、PKOカラーの戦車と、弾丸の直撃を喰らって吹っ飛ぶ兵士・・・このコントラスト、見事すぎです。

 また、今回のキャラクターの積み上げも渋い。ハキムやフィーの細かい表情は観ていて楽しい。ユーリがちょっと明るくなっているのも高ポイント。今回のエピソード、たぶん、今後に強く繋がっていきますよ。宇宙防衛戦線とか。

 今週のエーデルさん。彼女のブロンドが観れなくて寂しいです。

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2003年11月11日

週刊プラネテス#6 「月のムササビ」

今回のプラネテスを語るには忍術の一つ一つをピックアップするのが相応しいと考え、劇中で使われたものをピックアップしてみました。
 
忍法壁走り
インラインスケートで壁を走る(1/6G最大利用)
 
驚愕人間手裏剣
人を投げつける(投げられた人は最大限に手裏剣の形態をとる)
 
必殺扇の舞
綱渡りの状態で8本の扇を優雅にジャグリング
 
出でよ! ガマ五右衛門
糸を引っ張ると口を開けるガマ蛙の張り子で驚かす
 
アチョォー!!!!
ブルース・リー
 
忍法電話ボックスの舞
ドラム缶と鉄骨で作った梃子で電話ボックスをひっくり返す
 
超絶忍法七転八倒
横綱を投げ、空き缶のゴミ箱に頭を突っ込ませ、その衝撃で空き缶の炸裂弾。わりときれい。かけ声は「横綱万歳!」
 
風魔卍固め
全員でフライング・ボディ・プレス
 
月の白ウサギ
滞空している人間を次々に踏み台にし、ジャンプしながらどんどんけ落とす。使用者はハチマキ。ちなみにハチマキの滞空時の技を叫ぶときの両手はウサギの耳をイメージしていたのかいないのか
 
胡蝶の舞
使用者はハチマキ。月の1/6Gを利用して飛ぶ
 
秘奥義大玉転がし
使用者はハチマキ&タナベ。建造物粉砕用の鉄球に乗り突っ込む。死ななかったのは宇宙を目指す男だからです
 
最終奥義霞忍法大宇宙ムササビ変化
「風林火山! 大化改新! 満漢全席!」のかけ声とともに、背にシーツで作ったパラシュートを身につけ飛び降りる。大観衆の中全員が叫ぶ「ニンジャッ!ニンジャッ!」のいかけ声に一番ご満悦なのはハチマキでした

忍法飛び枕
枕を投げる

忍法枕取り
その枕をキャッチする

枕返しの術
その枕をさらに投げる

枕ホマミキサー
枕を投げる

お先マックラ
枕を投げる


まあ、わりともうこの辺りはどうでもいいのですが、火事になるのも清掃のオッサンが布いっぱいの感知器が壊れてるところで煙草吸ってたりという複線が実は張られているにせよ、突然あのシチュエーションというのが、実は忍法よりも問題があるような気がします。まあ、あまりに唐突なので爆笑しましたけど。

ホテル炎上シーンでちらりと映る、もはや報道カメラマンに転職したのではないかとすら思えるどうでしょう班映画撮影隊の姿とかは、なんとなくちょっとだけうれしかった・・・というように、この物語内でのフォローは、実はいろいろなところでバッチリ行われているあたりに於いて、実は完成度自体はすごく高いのではないかと思います。フィーが「一人で」食事をしているシーンとか。

で、やはりこの話に触れるとしたら、「原作の破壊度合い」を書かなければ逃げになると思うので蛇足ながら追加しますが、僕個人の意見では「このくらいなんでもない」だったりします。というか、どうせやるのならもっとやれと云いたい。小一時間大河内を説教したい。いや、全然です。僕は押井守エイジです。

・・・エーデルさん。

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2003年11月08日

「月のムササビ」Preview

あー笑った。ニンジャー!

詳細は72時間後には。

うぉぉぉあああああ!!!!来週「地球外少女」だぁぁぁぁ!!!!!

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2003年11月07日

週刊プラネテス#5 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」

 最近、自分が死ぬことをよく考えます。いや、「死んじゃおう」とか、そういうことではなく、「死んだ後に面白い映画やらゲームやらアニメがたくさん出るんだろうなぁ」とか、「ワールドカップがまた日本でいつかはやるんだろうなぁ」とか。それと、「宇宙には行きたかったなぁ」と。プラネテスの世界は僕がちょうど100歳の話で、ということは作者の幸村誠が99歳の頃の物語なわけで、ちょっとだけ年齢が近い彼が何を意識してこの時代に設定をしたかを、少しだけ考えるわけです。

 それに何らかの答えが出るか否かは別として、そして、人にはそれが美しいかそうではないかは別として、「未来」というものが存在します。ほら、不意に今書いた文字は過去へと分泌されるわけだし、次の瞬間には今を過去にしつつ次の未来を今にしていくわけで、「子供」というのはつまり、その選択肢というポテンシャルがまだ多いということであり、大人というものはポテンシャル的にその果てが広く、大人は子供に、だとすればどう対応すればいいのか・・・ということは、子供のいない僕には知りようがありません。

 さて、今回は構成が面白かったので、時系列に書き進めることにしました。

 冒頭のユーリ。まだ彼の「宇宙を眺めている」エピソードについて、アニメ版ではふれられていない。表情や仕草が一つ一つ描かれ、「ただの記号」ではない「ユーリ」が描かれている。ユーリはほんとうに大事にキャラクターを構築そていると感じる。
 また、ここの音楽は素晴らしい。

 一日目のテロップ。そう、これは地球に近い場所で働いているハチマキ、タナベ、フィーが月に観光に行くという話だ。テクノーラのシャトルに乗っているということは、社員割引でも使っているのだろう。月への到着までは、三日。そう、これは三日間という期間の決められたクローズド・サークルの物語なのだ。実はこれがあまり生きていないことに、この物語の欠点が存在するのだが・・・。

 導入。無重力に不慣れな観光客が回転しながらタナベに衝突する。ここでの仕草はうまい、きっちりと、そしてさりげなく、財布を抜く絵を作っている。しかも、改めてみないと「スってる」ことがわからない。映像の勝利。またジャケットのポケットに手つっこんで財布入れてるんだよなぁ。「記念メダル」という観光名所の中であまりにモンドなアイテムを購入するタナベが僕は大好きです。

 「人に歴史ありですね、先輩」の台詞はどうだろう。宇宙船が展望モードへ変形。ああ、形が携帯電話だ。さりげなくリュシーがアテンダンスとして活躍している。

「だって悔しいじゃない!」の台詞で、月に心中しに着た家族のショット。ああ、いや、この舞台じみた状況説明はどうだろう。この家族のプロットをきっちりと丁寧に描いたらもっと面白かったんだろうけどなぁ。演技も下手です。父親の方はオタコンの中の人?

 女の人が襲われているシーン。ハチマキが狼男をノす。そして、ハチマキが結局狼男の代役をやる・・・という構成は、大河内が好きなのか。そうすんなり代役を引き受けるとも考えにくいんだけど、あっさり承諾しているところが、やはり大河内。

 シアとタナベの対面シーン。いやしかし、観光地でお金を入れないと双眼鏡が使えないのは世界の常識では。わりと軽いシーンなのですが、個人的にはタナベが「愛」という台詞を吐く人間であるということを、妙に意識するシーンです。

 ハチマキの代役シーン。というより、タナベの攻撃力とハチマキの攻撃力を比較した結果、やはりEVA能力上ではハチマキのほうが上なんだと感じた。

 撮影機材没収シーン。この「撮影に4人組」という構成が、水曜どうでしょうと同人数のユニットですな。カメラ兼監督が嬉野Dで、奥の眼鏡が藤村Dで、女優が鈴井さんで狼男が大泉洋だとすればぴったりです。

 さて、二日目。
 朝の煙草を吸うフィーの前を横切る、リュシーとシア。この日からプロットがいくつか平行するので、プロットごとに色を変えてお送り致します。
 
 エレベーターの中でシアがいなくなったことを会話する両親。ここでの台詞も陳腐。メタルギアなみに陳腐。監督もその陳腐さが判っているのか、後ろで流れる曲が妙に間抜けです。
 
 ハチマキ&タナベと両親がバッタリ出会うシーン。ここに予定調和を見るか、「あるよね、そんなこと」と呟くのかは任せる。ちなみに僕は、「そろそろあんまりだ」と呟きました。でも、この気軽になんでも「困った人を助けることを安請け合いする」ということは、タナベの中の基本姿勢なんだろうなぁと思いました。
 くるくる回転しながら上昇していくハチマキの姿は、実は妙に「いいなぁ」と思ってしまいました。

 シャトルを創作する夫婦。そこに、
 タナベの財布をスったスリ登場。華麗なステップワークでシャトルの中を駆けて行きます。ここで(たぶん)睡眠薬を盗まれます。
 さらに背後をコンパクトなカメラに持ち替えたどうでしょう班映画撮影隊が通り過ぎる。彼らは2日目にして撮影を開始しているので、最後の日にラストシーンを撮影したということにつながるのでしょうか。
 というわけで、ここで計4つのプロットのうち、3つを一瞬合流させています。
 
 さて、ハチマキとタナベがあっという間にシアを発見。二人で「いた!」と叫ぶのも、妙に使い古されている気がします。ここでシアが脱出ポッドに名付けた「カロリーヌ」という宇宙船の名前・・・ピエール・プロブストの「カロリーヌつきへ行く」ですか! うーん、この小道具はお見事。八匹の友達は誰なんだろう。黒猫はいるけれど。先日再販された名作絵本なので、皆様、是非。「じゃあお兄ちゃんは宇宙船持ってるの?」って台詞は、ハチマキにとっては痛いと思う・・・。
 夫婦も何故かここに。うーん、素晴らしき予定調和。わりと意図的に、「大人が子供に声の大きさで押さえ込もうとする」シーンを、罪悪感を込めつつ定期的に描いているシーンは、「シアへの死」に対する、上手い手法だと思います。それへの反応として、シアの「都合のいい、そして彼女が我慢している上で成り立つ『いい子』」が描かれています。
 
 アイキャッチ。あんまり触れる人もいないのですが、実はこのアイキャッチ好きです。僕も「惑う人」なので。
 
 いよいよ薬を飲もうとするシーン。しかし、薬はありません。もちろんスリにやられてるから。ここでもシアを声の大きさで押さえ込もうとする母親の姿が。

 「ヘヘヘヘヘヘヘヘヘ」と悪党っぽい声を上げつつ、トイレでスリが収穫物のチェック。銀色のケースで高そうなものと思いきや・・・お薬。もう一仕事に向かいます。もっとスリだってことが判らないようにしてれば、おもしろくなったんだろうなぁ。薬はトイレに捨てられ、あの家族はもう死ねなくなったのですが、それがスリの手によるものというのも、意図的なのかなぁという気がします。
 
 三日目。
 恋愛至上主義者にしてチェンシンとの結婚を密かに狙うリュシーが、操縦を交代して休憩に入ったチェンシンを巧みに自分の部屋に誘うものの、どうでしょう班撮影隊から押収したビデオに、タナベから財布をスるスリの姿が映っており、チェンシンはその検証に向かいます。リュシーの怒った顔劇ラブ。
 
 落とし物を捜しに夫婦が展望ラウンジへ。インフォメーションに訊くものの、やっぱり届いていません。シアが夫婦の元から離れ、デートしているハチマキとタナベのところに飛んでいき、ハチマキの汗くさそうなTシャツに飛び込みます。
 
 スリ捕獲失敗シーン。
 
 実は今回の話で一番好きなシーン。「おまえさ、なんで宇宙船欲しいんだ?」「だっていつでも宇宙に行けるもん。シア宇宙大好き!」の台詞にハチマキがハッっとします。そうだろ、宇宙が好きだから宇宙船が欲しいんだろ! と、ディスプレイの前で激しく頷いてしまいました。ちょっと泣いた。
 
 どうでしょう班映画撮影隊登場。さらにスリも乱入。チェンシンも乱入。
 
 チェンシンの「そんなことしたってどこにも逃げられないぞ!」は、実は密かに重い。しかしここで、どうでしょう班映画撮影隊が人質交換を持ちかけ、そこにタナベの「愛が無い」が。ああ、ここでの「愛が無い」の扱われ方は面白い。作品としてすっかり流されてます。
 
 ベンズでの解決方法も観たかったのですが、それはハキム編の楽しみにとっておきましょう。とにかくも、この後はわりとどうでもいい会話シーン。いやほんと、お昼にやっているボンクラ二時間ドラマ並。特筆したいところは、「やっぱり狼男はのびでいた」ということでしょうか。
 
 ただ、最後にシアが無重力になった瞬間にシアがフィーの胸を離れ、母親の元に行くシーンは素敵でした。
 
 エーデルさんが出なかったのがとても悲しかったです。

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2003年11月01日

「Fly Me To The Moon」Preview

おお、3プロット同時進行。これはすごい。
いやいや、これは面白かったですよ。

この構成に疲れたのか、物語ではなく「台詞回し」がえらく陳腐だったけど。
詳細は約24時間後に。

あ、ライオンさんがユーリとかアスハムとかだ。

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2003年10月30日

「仕事として」AfterWord

「帰還軌道」を観てまたボロボロ泣いて、流れで「仕事として」を今観ているのだけど、冷静に観ながらもしかしたらこれは、かなり面白い話なのではないかと思い始めているので、改訂版を書こうかなぁと思ってます。

しかし、この段階でここまでハチマキとタナベを近づけて、「地球外少女」ではノノをどう使ってくるのか、今から楽しみです。いや、僕はこのスタッフをかなり信用しています。

Posted by mondo at 21:17 | Comments (21) | TrackBack